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無病法で少食の大切さを実感した話

ステイホーム」。コロナの拡大によって容易に外出することができなくなり、大半の生活を家で過ごす日々が続いている。

問題なのがステイホームに伴う健康被害だ。誰の監視下にもいない家では不規則な健康習慣を罪悪感なく行えてしまう。

夜更かし、昼起床、運動不足、つまみ食いなど。もう不健康のオンパレード。これらによってコロナ太り、胃腸の悪化、脂肪の増加、睡眠障害などを抱える人が増加した。

現に自分も4月の緊急事態宣言開始当時、一瞬でだらけてしまった。特につまみ食いと飽食はやめられなかった。

ストレスのせいなのか、お腹が窮屈と感じるまで食べるのをやめられなかった。なんと食べ切った後にはいつもウェストが一回り大きくなっていたのだ。

ファストフードや昨日の夕飯の残り物、スイーツなどのつまみ食いも過剰だった。自分の部屋を出るたびに冷蔵庫を開け何か口に入りそうなやつを探す。ひどい時には1日に冷蔵庫を50回くらい開けたと思う。

その結果明らかに体が壊れていった。肌はカッサカサ。見るに耐えない二重顎。核爆弾かのようなオナラ。多分自分の身体は生ゴミと化したのだろう、そう感じた。

だからこの腐った体を治す為に必死に勉強を始めた。そして「無病法」に出会った。

 

無病法は少食の概念のパイオニア!?

「無病法」とは食べる量を減らすという「極少食」ということをコルナロが提唱した本で、断食や少食の原点となった本でもある。

何より興味深いのは、この無病法を書いた著者のコルナロは「100年時代」と概念すらなかったルネサンスの時代に102歳まで生きたということだ。彼は少食の実体験を元にこの無病法を書いた。

 

「無病法」の要点

要点1:極限まで少食を貫く(節食、特に量の制限)

ルネサンスの時代にも現代と同じ飽食が流行っていたという。常に人々は飽食=幸せと考え、できるだけ食べ物を口に入れていた。満腹と感じるまで食べ、いつも胃腸を食べ物で「密」にしていた。

しかし飽食には身体に毒である。食べすぎることで体を腐らせたり、うまく毒素を排出させなくなり、栄養素を取り込めなくなったりする。

しかしコルロナだけは違った。彼は1日の食事を350グラムの食べ物と400ccの飲み物しか摂取しなかった結果102まで生きた。

詳しくは実際に本を読んで欲しいが、極少食を行うことで

少食を心がけることで。活性酸素の発生を抑える。体内酵素も抑えられる。うまく栄養を吸収できる。消化の低下によって胃の負担が減る。

などが挙げられた。

要するに食べる量を減らすことによって内側から体を再構築できるということである。

要点2:食生活が自分の体の運命を決める

要点1からわかるように飽食は体に毒であり、極少食を心がけることでいつまでも健康な体を保つことができる。

つまり自分の食生活が将来の自分の健康状態の命運を決めているということだ。質の悪い食品や、不規則な食生活、そして何より腹いっぱいに詰め込む飽食などは自分の大事な体を壊しているということになる。

極少食を取り込み、自分の身体を最大限労わろう。

要点3:日本人には極少食の穀菜食

日本人には日本人に合った食べ物がある。↓

未精白穀物(玄米、麦、トウモロコシ、蕎麦、全粒パンなど)
野菜・海藻類・果物・木の実・発酵食品(納豆、味噌、漬物など)

そして逆に食べてはいけない食べ物もある。↓

肉類(獣肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
砂糖、卵、牛乳、油、ヨーグルト、チーズ、クリーム、バター、マーガリン、精製塩、化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、油脂や添加物や塩分の多い食品、アルコール類、甘味料入りの飲料水など

感想

350グラム。どう考えたって少なすぎる。彼はストイックすぎる。自分の1日の摂取量と比較をすると桁違いだ。そんなんで倒れたりしないのか?

しかしそんなことはなかった。むしろビンビンになったらしい。どんな病もこの少食で治したと書かれている。

最近LIFE SPANが話題になっているが、この本の本質は食べる回数と量を減らすことで老化を防ぐということだ。つまりコルロナの極少食の主張が最近の研究結果によって裏付けされていることになる。

 

結論:極少食を始める

彼並みのストイックさを求めてはいないが、胃腸が弱すぎる自分にとって少食は最適な薬になるのかもしれない。効果はすぐにはわからないが、とりあえず2週間続けてみる。

まずは量を減らすことから初めてみる。健康な食材を食べれば食べるほどいいわけではないらしい。できるだけ小さい皿に収まる程度の量で食べてみる。

あとは外出しつまみ食いをしないようにする。家にいるとつい口に入るものを探してしまう。環境を変え強制的に距離をとってみる。

皆さんも少食を試しに行ってみるのはいかがだろう?1ヶ月後には病気とは無縁の身体に大変身しているかも知れない。

では豊かな1日を。

 

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