学生になって思うことは自分が通っている大学は日本全国の大学の中でどの位置にあたるのだろう?つまり日本の大学ランキング、ということです。
大学を語る上で欠かせないのは偏差値です。しかし偏差値だけに焦点をあててそれ以外の要素を完全に切り離すことはできません。偏差値以外にも多くの要素があるはずです。
では僕が通っている国際基督教大学には日本の大学ランキングで何位にあたるのでしょうか?そしてなぜなのか?
今回はこれを深堀していきます。
大学のランキングとは
ランキングの説明
日本大学ランキングとはThe Higher Education(通称THE)が複数の項目から大学の特徴とその成熟度を検証し、ランク付した結果になります。
このランキングから高校生の方々は自分が進む大学の方向性について考える良い機会になります。
また大学生の方々は「俺の大学〇位なんだぜ!」と大学ランキングを誇らしげに自慢することもできます。
何が考慮されているのか
では実際にどのような側面が考慮されているのでしょうか?
それは
・研究力:研究にどの程度力を入れているか
・教育力:教育にどの程度力を入れているか
・社会貢献力:社会貢献にどの程度力を入れているか
です。
具体的には
・教育リソース
・教育充実度
・教育成果
・国際性
の4つを100点満点で評価し、その総合点でランキングを決めています。
ただどのくらい入試が難しいかや偏差値が高いかなどではなく、複数の視点から大学を検証することで総合的に日本の大学を見ることができます。
なぜICUは私立1位をとったのか?
では僕が通っている国際基督教大学は何位だったのでしょうか?
2021年3月25日に2021年版日本大学ランキングが公表されました。
そこではなんと国際基督教大学は
・総合で11位
・私立大学内では1位でした
ICU大学生としてはとても嬉しい限りです。僕が通っている大学が早慶上智よりも上といつでも自慢することができます。
ちなみに早稲田大学が12位、慶應義塾大学が13位、上智大学が18位でした。
では何がICUを私立内で一位にさせたのでしょうか?
リベラルアーツ教育
ICUではリベラルアーツ教育という制度があります。つまりICUでは入学時にすぐに専門を決めるという制度を設けていない、ということです。
1、2年生はあらゆる専門や一般教育科目を広く浅く履修、学習し、3年生になってから専門を突き進めます。
またICUの大きな特徴の一つとして31個のメジャーがあります。
この幅広いメジャーを受けることで好奇心を刺激し批判的に考える思考力を養っています。
少人数
・ICUは全校生徒がそもそも3000人と小規模です。早慶上智の3万人と比ににならないくらい少ない生徒数ですが、それなりの良さがあります。
それが少人数での講義です。
9割りの一年生が履修しなくてはいけない英語で授業をするEnglish Liberal Artsのプログラムでは1クラス20人は超えません。
ですので、教授との密接な関係を築くことができ、一人一人が支え合って学習する環境ができます。
圧倒的な国際性
日本大学ランキングにもありように、ICUは国際性の項目では98点を獲得しています。これは他の他大学と比較してもとても優位に立っています。
その理由は
・帰国生の大学入試
・海外からの留学生の受け入れ
・海外留学や海外プログラム
・English Liberal Arts
・英語での講義
などがあげられます。
99点の国際教養大学には1点届かなかったのですが、国際性はとても強調できる特徴です。
まとめ
世界と比べては雲泥の差。
日本の私立大学のランキングで1位!総合でも11位!
これはとても喜ばしいことです。
しかしそれでも世界と比べると国際基督教大学は存在すら確認されません。
東京大学でも35位です。
ただ日本の中で総合11位を隠したところで井の中の蛙ということです。
世界はまだまだ広いということがわかりました。
次回は世界のランキングを見てみたいと思います!
ICUの良さを徹底的に使っていく
しかし日本の中では上位に入っていることは事実です。
英語での講義がある、リベラルアーツで幅広いジャンルを学ぶことができる
なにしろ国際性に関しては他大学とは圧倒的な差をつけています
つまり国際基督教大学にはそれなりの施設や制度が十分備わっているということです。
ですので、これからはもっと主体的にそういった環境をフル活用したいと思います!